武生事業所 : 音響ホール
今回はテクニカフクイ武生事業所を探検します。
福井県越前市戸谷町にある武生事業所。2階フロアーの一番奥に、黒い鉄の扉があります。
その扉を開けると80名収容できる音響ホールがあります。
この音響ホールは、1980年に工場の設備として作られた多目的ホールです。開発品の音響評価を主目的として作られ、レコードカートリッジやワイヤレスマイク、スピーカー、オーディオケーブルといった商品を次々に送り出してきました。
また、来社されたお客様に音楽を聞いていただいたり、ミニコンサートを開いたりもしています。
毎日8:15分からは各課の責任者が全員集まって朝礼。そして毎月1日には武生事業所全員が集まって常務、ゼネラルマネージャー、各課のマネージャーが全員に対して前月の実績や今月の予定などを発表する場にも使用されています。
ステージの上には、ハイエンドオーディオのシステムと、蓄音機の王様といわれた1925年11月30日生まれのビクター社製、ビクトローラ クレデンザが鎮座しています。
これは『クレデンザ』でSPレコードを演奏している様子です。ノスタルジックですが約80年の年月を超えて当時のサウンドがよみがえります。SPレコードでしか聴くことのできない素晴らしい演奏が聴けるんですよ~。(贅沢、贅沢)
ホールの側面と後部にも1900年前半を代表する蓄音機達が並んでいます。もちろん全て動きます。懐かしい・・・(最も蓄音機の時代には生まれてません・・・笑) 蓄音機の紹介の後には、現代の音を鑑賞できるようにセットしてあるHi-Fiオーディオです。プリアンプはニッシャ技研の『YN-2002C』、ヤマハのレコードプレーヤー『GT750』にマランツのCDプレーヤー『CD-15』 & 手作りの1bit DACと、OSコンデンサーを2000個電源に配置して手作りで製作したパワーアンプが、1982年イギリス生まれのタンノイ『エジンバラ』をドライブします。 仕事が終わった後に、ホールのライトを間接照明にしてこのオーディオで曲を聴くとバーカウンターが欲しくなってきてしまうんですよ。このホールの横には、音と照明を操作する部屋『コントロールルーム』があります。ホールイベントで、音の調整とか録音ができるようにひと通りの機材がそろっています。オーディオテクニカのいろいろなマイクロホンも売るほどあります。(売ってますけど・・笑)コントロールルームの中で調整した信号は、ホールステージ両サイドにおいてある BOSE 802とJBLの4345 に伝えられます。
1877年に初めてエジソンが蓄音機のアイディアを出して今年で130年、蓄音機で音を出す事ができたのがそれから10年後の1887年。蓄音機には録音と再生の技術が詰まっています。そしてオーディオの歴史とものづくり、ミュージックビジネスの基本がここにあるのです。 オーディオテクニカは1962年にレコードカートリッジの開発から始まり、コイルと磁石を使った技術をキーワードとしてマイクロホン、ヘッドホン、オプティカルピックアップといった製品を中心に生産活動を行ってきました。テクニカフクイはオーディオテクニカの主力生産工場として1970年に設立され現在にいたっています。 音楽は世界共通の文化。 オーディオが音楽文化を育て、音楽文化がオーディオ技術を進歩させてきたといっても過言ではありません。そこにはフトウエアとハードウエアの関係が成り立っているという事ですね。 生活の一部となっている音楽。 このホールはオーディオテクニカとテクニカフクイが音楽とオーディオの文化を大切にしているというひとつの証なのです。
私たちは『always listening』を合言葉に、感性豊かな製品を広く世界に提供しつづけ信頼される企業を目指します。以上、一回目の会社探検レポートでした。
2007.4.21(品質保証部品質保証課 市橋)














